実質0円の裏側へ(前編)

皆さん、スマートフォンを安く購入していますか?
少しでも安く買えるのならそうしたい、そう思うのは人々の正直な所だと思います。
そんな時に街角の携帯電話屋さんで見かける実質0円のPOP
実質0円ならば本体を安く買えるではないか!?
そう思われる方も多いと思いますし、実際安く買える事には変わりありません。
ただ、この「実質0円」に関して、間違えた解釈で購入してしまうと
自分の思ってた以上の出費になってしまう可能性もあります。

なので今回は、「実質0円」に対して深く掘り下げていきましょう☆





Q1:実質0円って事は、本体代金は無料なの?

A1:答えはNOです。
実質0円なのに本体代金がかかると言うのも
普通に考えると訳分からない理論ですが、実際は無料ではありません。
例)2年の継続利用で、本体代金実質0円

この場合、大半のキャリアでは…
毎月の本体代金の分割払いと、毎月の利用代金からの値引きを同額とすることで
(ほとんどの場合)2年利用した場合の本体代金の負担を差し引き0円とする

というのが実態ですね。
大半のお店が、本体を購入する際に分割が大前提という話で案内をしています。
0円なのに分割を組むという、少しおかしい話ですが
単純に本体が0円になるというものではありませんので
そちらに関してはご注意下さい。

Q2:2年以内に機種変更するとどうなるの?違約金がかかるの?

A2:違約金がかかる、この部分に関して言えばNOです。
もし2年以内に機種変更した場合、ほとんどの場合は
前述した毎月の利用代金の値引きがなくなります。

例)24回分割で本体代金2000円/月の支払いで、毎月の値引きが2000円/月の場合
15ヶ月目で他の機種変更した場合
残り9ヶ月間適用される予定だった値引きが消滅します。
ただし、本体代金の分割が消えるわけではありませんので
あとの9ヶ月間の本体代金の実質負担額がそのまま2000円/月になる。
その後、機種変更後の本体の本体代金と(あるなら)値引きの計算になります。

値引きの消滅=違約金、という考え方もありますが
あくまで「権利の消滅」になりますので、今回ここでは違約金とはしません。

Q3:実質0円の機種に値引きのクーポンやポイントを利用したら損か?
A3:これも答えはNO

前述の例通りに行きますと
例)本体代金48000円(分割24回で2000円/月)、毎月の値引き額も2000円/月とします。


あなたがクーポンを12000円分持っていたとします。
すると、本体代金が36000円(1500円/月)となります。
本体代金を値引きしても、割引額は2000円/月のままなので
実質負担額が-500円/月になります。

割引額が本体代金を上回った場合でも、割引はあくまで
利用代金からになので、クーポンなどを使って損をする事はありません。
「実質0円だから…」とは言わず、使えるクーポンはガンガン使ってしまいましょう!


長くなりそうなので、前半はここまで。
後半でも実質0円の裏側を覗いていきましょう

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